投資を成功させるために今すぐできること。

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投資を成功させるために今すぐできること。

2020.07.17

目次

成功する投資とは

成功する投資を実践する前に、まず、投資とは何なのかを見ていくことにしましょう。

投資とは、「お金を使ってお金を稼ぐこと」です。

結果として表れるのは、お金が殖えたか減ったかなので、投資は単純に「お金を稼ぐこと」と思うかもしれません。
しかし、投資の実際の行動は「お金をどう使うか」これに尽きます。


お金は日々使うものです。投資をする時だけお金を使うという人は、まずいないと思います。

ですので、「日々のお金の使い方」実はこれが投資を成功する上で、とても重要になってきます。

 

投資で絶対に失敗する人は、日々のお金の使い方が適当な人お金の管理がずさんな人です。

このような人は、どんなに好条件な投資を始めたとしても100%うまくいきません。

絶対に損をする、と断言してもいいくらいです。


資金管理とは

「投資やトレードは資金管理が重要」
という話はなんとなく聞いたことがあると思います。

資金管理とは、例えば、100万円の余裕資金があって、この100万円で株を買うとします。

100万円のうち50万円でA社の株、30万円でB社の株、20万円でC社の株を買い、それぞれ買った金額から20%以上値下がりしたらその時点で損切する、というような投資戦略の一部のことを言います。

 損切とは  損切=損失額を確定させること
購入した株の価格が下落してしまい、そのまま保有し続けると更に株価が下落して損失額が膨らむ可能性もあるため、それ以上損失が膨らまないようにすること。

資金管理を徹底することは、投資をする上で非常に重要ですが、投資をする時だけ資金管理はしっかりとできて、日々のお金の使い方は適当、ということはあり得ません。

投資の資金管理ができている人は、毎日のお金の使い方も当然計画的に行っている人です。

当たり前の話ですが、日々のお金の使い方が適当な人は、投資する時の資金管理も適当になります。

ですので、投資で成功したいのであれば、日々のお金の管理をしっかりとやることから始める必要があります

普段、家計簿をつけるなど、お金の管理を徹底している主婦などは投資向きといえます。

逆に、会社の経理にまかせっきりというような、お金の管理が適当な人は、注意が必要です。

資金管理の具体的な方法

資金管理法には、さまざまな種類がありますが、投資初心者の方から投資歴が長い方まで、それぞれの投資歴に合わせた資金管理法の一部を紹介します。

資金管理 初級編

〇家計の見直し

投資と家計?と思われるかもしれません。

しかし、家計の見直しを整理して行えるように練習しておけば、それをそのまま投資に活かすことができます。

家計の見直しに必要なものは


・家計簿
・レシート入れ
・スマホ
・貯蓄・投資の書籍

などです。

家計簿はノートのほうがいい人、スマホのアプリなどで管理するほうが利用しやすい人など、個々で好みの違いはあると思いますが、肝心なのは続けやすいかどうかです。
無理なく、楽しみながら続ける方法で家計簿をつけることを習慣づけましょう。

レシートは、ムダがあったかどうかを一日に一回見直すために必要です。
スマホには家計の管理に便利なアプリがたくさんあります。
レシートを撮影するだけで家計簿に反映されるアプリや、貯蓄額を把握できるアプリなどもあり、お金の動きを見える化できるので積極的に利用しましょう。

貯蓄や投資に関する書籍を読むこともおすすめです。
お金について何も考えなかった時に比べ、書籍を読むことでお金の仕組みや関心が増し、資金管理を勉強するきっかけになります。
家計の管理がしっかりと身につくためには、独学では時間がかかります。

できるだけ早く将来の資産を殖やすためには、資産運用プロに相談する方法が一番確実です。

いにしえの資産運用セミナーでは、初心者でも簡単にできる家計の見直し方法について、具体的に説明しますのでご活用ください。


塾生Sさんの資金管理体験談

私は主にFXの投資をして安定して利益を出していますが、勝ててない時はお金の管理が適当でした。 ある時、先輩トレーダーの方に「それじゃだめだ」と言われ、日々何にお金を使っているのか調べてみました。 詳しく家計の流れを見ていくうちに、 「たしかにその通りだな。お金の使い方が適当なのに投資する時だけキッチリ、なんておかしいよな」 と思えるように・・・ 家賃や保険代などの固定費と、食費や交際費などの変動費にどれぐらい使っているのかを自分で把握することから始めました。 やってみると、けっこう無駄な出費があることに気づき、結局5000円ぐらい無駄な出費を削ることができました。 「見落としていて気付いない出費ってあるんだな~」と思い、今度は会社の経費を見直してみました。 普段はあまり見ないけれど、カードの明細を見て一個一個調べていくと、他にも使ってないサービスがあり、さらに5000円ぐらい経費が浮きました。 他の要素もありますので、すべての要因ではないにしろ、 結果として、負けてる頃と比べると無駄な取引がずいぶんと減ったので、徐々に勝つようになりました。

資金管理 中級編


〇単利運用と複利運用

投資を実際に行ったことがある中級の方の場合は、単利運用にするのか、複利運用にするのかを考えなければいけません。

単利運用とは取引する量を一定期間固定にします。

それに対して複利運用とは、投資で儲かった利益分も考慮して取引量を決めることです。

投資信託の場合はそのまま複利運用になっていますので何もしなくても複利の効果は得られます。

しかし、株やFXの場合、複利で運用すると収支が安定しません。勝率が6割程度であれば単利運用の方がお金は殖えます。

預金などは元金が減ることがありせんし、ほとんどノーリスクな商品は複利運用が圧倒的に有利ですが

FXや株式投資のように殖えたり減ったりしながら資金を大きくしていく運用は単利運用が有利といえます。

特にFXはレバレッジをかけて行う取引なので

・きのう儲かったから取引量を上げる。

・さっき損したから取り返すために取引量を上げる。

などコロコロと取引量は変えてはいけません。
最低でも1ヶ月単位、もしくは半年・1年単位と取引量は固定にして取引することが資金管理の基本になります。


〇含み損への対応

資金管理の一つが、含み損への対応です。
この対応が重要になってくる方は、株式投資やFX投資で利益を出している中級者以上の方です。

たとえば、投資が初めての方でも簡単にできる積立分散投資などの場合、価格変動リスクを減らすという意味で
「同じ金融商品を長期間、同じ金額を毎月買い付ける」

ということを行うので、そもそも「含み損」という考え方がありません。

積立分散投資は、「何を」「何割」購入するかといったポートフォリオ管理(投資対象の分散)

の方が重要になります。

 

それに対して、株式投資やFXは

●安い時に買って高い時に売る
●高い時に売って安い時に買い戻す

といったように、売買するタイミングが重要になってきます。

しかし、この売買タイミングに失敗すると含み損を抱えてしまいます。

株やFXの場合は含み損も想定内とする投資法のため、この含み損にどう対応するのかを予め決めておく必要があります。

含み損への対応は「損切する」「回復するのを待つ」かの2択です。

 

含み損への対応 その1.損切する

「どこまで損失が膨らんだら損切をするのか」を事前に決めておかないといけません。

このルールを予め決めていないと、買った後に値下がりした時、どこで損切していいのか分からなくなります。
そのうち、含み損がどんどん大きくなってしまって、「回復するのを祈る」という、投資では最もやってはいけない行為をしてしまうことになります。

含み損への対応 その2.回復するのを待つ

含み損が回復するのを待ってもいいのは、1の損切するポイントまで達していない時だです。
損切をなるべくせずに、含み損が回復するのを待ちたい場合には、損切ポイントを購入したポイントよりも遠いところにおく必要があります。

ただし遠い所に置けば置くほど、一回の損切額は大きくなるのでポジションサイズを小さくするなどの対応が必要です。

どちらにしても、含み損というのは、完璧なタイミングで入らない限りは発生してしまうので、必ず含み損が出た時にはどうすべきかを予め決めておきましょう。

〇損失が膨らんだ時の引き際

投資をしていると、どうしてもうまくいかない時や、やること全部が裏目に出る事などがあります。
そういう時に、熱くなって投資資金を全部溶かしてしまった。という経験は、投資をしたことのある人であれば誰でもあると思います。

そうならないためにも、負け際はとても大切です。

〇損失額を最小に抑えるポイント

100万円で投資をすると決めた場合、1ヶ月単位で負ける限度額を設定しておきます。

1ヶ月で10万円と設定し、仮に1ヶ月持たずに10万円負けたらその月は終了です。
(適正の期間と金額についてはイニシエにてご相談承ります)

その後、投資からはしばらく距離を置きます。

負けが続いている時は、とくに冷静な判断などができない場合も多いので、一旦離れるのはかなり有効な方法です。

極端な話、このポイントさえきちんと守ってさえいれば資金管理は問題ありません。

この設定金額が決まると、1回の取引をどれぐらいの取引量にするかも決まってきます。

例えば100万円の資金で、1ヶ月10万円負けたら終了と設定した場合、

1回の取引あたりの損失金額は当然10万円以下になりますし、取引回数が多い人はもっと小さくなります。

 

負けている人はどこまで負けるか自分でも分かっていません。

損失額がいくらになったら辞めるかを決めていないのが特徴です。

パチンコで財布のお金がなくなるまでやる人同様、お金がなくなるまで投資をやってはいけません。

・1回の負けはこの金額まで

・月にいくら負けたら今月はそこで終了

・1日に3連敗したらその日は終了

というように負けに対して制限を設けて、損を出した時の引き際を事前に決めておきましょう。

 

資金管理 上級編

中級編では、主に損失との向き合い方について説明しましたが、上級編では利益を伸ばす方法を2つ紹介します。

〇増し玉

ナンピンする人は多いですが、増し玉はナンピンの逆の行為になります。

ナンピンとは含み損のある状態の時に、もう一つ追加でポジションを持つことですが、

増し玉は含み益が出ている状態の時に、もう一つ追加でポジションを持ちます

取引スタイルにもよりますが、上級者は増し玉をよく使います。

一つ目に入れたポジションの利益を担保にもう一つ追加でポジションを持つので、

損失は抑えられますし、自分の思っている方向に動いている時は利益が倍になります。

損失を抑えることが資金管理の基本にはなりますが、逆に利益を伸ばす時にも、資金管理やポジション管理を上手にすると利益が出しやすいので、チャレンジしてみてください。

ぼくの周りで投資家やトレーダーで成功している人はお金の使い方にメリハリがあります。

見る人によっては、ケチな人が多いと感じるかもしれないのですが、

「そういうところはお金使わないんだ(ケチだなぁ)」

「逆にこういうことにはお金使うんだね(ふとっぱらぁ)」と思います。

 

投資家として成功している人は、お金の使い方に関して、何かしらの自分の考えをもっていたり、お金の使い方に哲学があると感じます。

 

まとめ

・投資やトレードで必ず成功したいのであれば、まずは日々のお金の管理をキッチリと行いましょう。

・単利、複利など、投資の運用や資金管理についてしっかりと知識を身につけましょう。

・自分に合った投資商品を選んで確実に利益を伸ばす方法をルールのもと実践しましょう。

・お金の使い方に関して、きちんと自分の考えを持ちましょう。